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今回の記事はバナージュさんのBlog「猫のこと、猫カフェのこと」の4月28日の記事「猫カフェのいいお店悪いお店に基準なんてあるの」についての、個人的な返信記事です。少々、長文になりますがお付き合いいただければ幸いです。 *掲載した写真はどれもショッキングな内容を含みます。気分を害する恐れがありますのでご注意ください。 ↑目やにだらけの子猫と、それにマウンティングする雄猫。スタッフ黙認の状況に唖然とするばかり。某店にて撮影。 バナージュさんが冒頭で書かれているように、いい猫カフェ、そうでない猫カフェの「基準」を定めることは難しいことだと思います。 Aさんにはお気に入りのお店でも、それがBさんにも同様とは必ずしも言えない。その逆も然り。Cさんが気に入らないお店でもDさんには居心地がいいかもしれない。 拙Blog「間違いだらけの猫カフェ選び」「新・間違いだらけの猫カフェ選び」において「いい猫カフェ、そうでない猫カフェ」と判断している基準はあくまでいなみっくす本人ということになります。しかし、それは130店以上の様々な猫カフェを見てきた経験に裏付けされた基準であることをご理解いただければと思います。 ↑首のところに皮膚疾患と思われるタダレがある猫。健康管理に疑問を感じる某店にて。 「猫ちゃんたちが健康で暮らしていけることが大切」とバナージュさんも書かれていますが、これについては小生も同意見です。 では、猫たちが健康に暮らしていないお店があったとしたら?猫たちの目は目やにだらけ、皮膚病にかかり毛並みは脂だらけ、店内に悪臭にまみれ抜け毛が散乱しているようなお店があったとしたら? 小生がBlogで評価を付け始めたのも、そういったお店に訪れたことがきっかけでした。強い違和感と憤りを感じたことを今でも覚えています。 ↑某店にて撮影。店内は極めて不衛生で、窓には糞便と思われる汚れが付着しており清掃の痕跡が見られない。 猫たちのこと、猫カフェのことをきちんと考え努力しているお店があり、その一方で流行に飛びついたとしか思えないお店がある。その双方を同列に扱うことは到底できないことですし、ちゃんとしているお店に失礼なことだと思っています。 いい評価にしろ悪い評価にしろ、仮にそれが原因でお店が閉店したとしましょう。ただ、それがすなわち猫の不幸に繋がるでしょうか。小生はそう思いません。小生が猫カフェを始めるのであれば、まず次のことを必ず考えるでしょう。 「閉店したとき、自分は猫たちを全て飼えるだろうか?(金銭的要因、住居的要因etc)」 「自分が諸事情により(病気・事故など)飼えなくなった場合、猫たちの面倒を見てくれる人はいるだろうか?」 猫たちにとっては、猫カフェが閉店しようがしまいが関係ありません。自分を愛してくれる人が側にいて、餌と住まいがあれば「とりあえずは幸せ」と思ってくれるはずです。猫カフェの店長さんであれ普通の飼い主であれ、必要なものは経済力・想像力・根気そして愛情。それらに尽きるのではないでしょうか。 閉店するから里親募集します、というお店が散見されますが、とても苦々しく思っています。彼らには何も計画性がない、リスクマネージメントも何もない、猫カフェを始めた理由は「猫カフェをやりたいから」だけ。そういう人々に飼われるよりは、他のしっかりとした人に飼われた方がよっぽど幸せでしょう。 ↑目やにだらけできちんとした手入れをされている様子はなし。1匹ではなく同じような状態の子が多数飼育されている。別の某店にて撮影。 「本当の猫好きは少々アラがあってもご愛敬、いちいち気にしないもの」と書かれておりました。ならば小生は本当の猫好きではないのかもしれません。ただし、一人の猫カフェ好きとしてはこれだけは言わせていただきたい。 快適な空間作りに日々努力している猫カフェがあります。不幸な猫たちを1匹でも救おうと努力している猫カフェがあります。猫との暮らしの質を向上させようと努力している猫カフェも、人と人との繋がりを大事にしている猫カフェも、その他「ここはいいな」と感じさせる猫カフェが多数あります。 その一方で、単に流行に飛びついたとしか考えられないお店、計画性が感じられないお店、猫を売り物としか見なしていないようなお店、野良猫のほうがよほど清潔、と感じさせるような不潔なお店があるのも事実です。紛れもない事実です。 小生は長所よりも欠点の方が目立つような不完全な人間ですが、善し悪しを判断する目と心はそれなりに持ち合わせているつもりです。 悪貨が良貨を駆逐することのないよう、小生は警鐘を鳴らし改善を求めつづけるつもりです。 乱文のご精読、ありがとうございました。願わくばご賛同頂けますように。 本日もご覧いただきありがとうございました。↓のバナーを押して応援してくださいね。 にほんブログ村
by super-inamix
| 2011-05-06 00:29
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